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医療法人 滄溟会

褥瘡(ジョクソウ)・床ずれとは?予防法と対処法のご紹介

2023年10月09日 ブログ

褥瘡(ジョクソウ)・床ずれに関するお問い合わせをいただく機会が増加しておりますので、今回は褥瘡についてお知らせ致します。

 

褥瘡(じょくそう・床ずれ)とは、身体の一部が圧迫され続けることで、皮膚に栄養がいきわたらず、壊死し皮膚潰瘍(かいよう)を生じた状態のことをいいます
寝たきりの方に多くみられますが、認知症や麻痺(まひ)のある方にも起こりがちです。

今回は、褥瘡(じょくそう・床ずれ)に関する予防法、対処法をご紹介します。

 

 

 

褥瘡の予防方法

 

褥瘡(じょくそう・床ずれ)の予防には、発生原因を除去することが大切です。
日ごろから着替えや入浴の際に、皮膚の状態をよく観察し、発赤(ほっせき)を見逃さないようにしましょう。

 

体位変換・ポジショニング
褥瘡(じょくそう・床ずれ)の好発部位を意識しながら、身体の同じ部分に長時間の圧迫がかからないように、定期的に身体の向きや姿勢を変えます。発赤がみられたら、その部分が圧迫されないような体位をとりましょう。

 

褥瘡予防用具の使用
エアマットレスやクッションなど、体圧分散用具を活用することで予防できます。

 

皮膚摩擦やズレを防ぐ
衣服は、肌触りがよく、通気性や吸湿性に優れた素材のものを選びましょう。
身体を移動するときは、皮膚の摩擦を防ぐため、引きずらずに持ち上げるなどの注意をします。
ベッド上で身体を移動する際は、滑りやすい「スライディングシート」や「スライディンググローブ」等を活用するのもよいでしょう。また、シーツ、寝衣などのしわや縫い目は、皮膚に直接あたらないようにしましょう。

 

身体の清潔保持
尿や便などの排泄物や汗が皮膚に付着した状態が続くと、皮膚への刺激が加わってしまうため、丁寧に拭き取り、いつも清潔にします下着やおむつ、尿とりパットは通気性のよいものを選び、ぬれたまま長時間あてることのないようにしましょう。寝具や衣類も清潔で乾燥したものを使用します。
また、血行を良くする入浴は、褥瘡(じょくそう・床ずれ)の予防にも効果的です。入浴が難しい場合は、清拭(せいしき)や部分浴を行いましょう

 

栄養を十分にとる
バランスのよい食事と適度な水分補給を心がけ、食事量の少ない方は栄養価の高い食品をとり、栄養状態を良好に保ちましょう。
良質のたんぱく質・高エネルギーで、ビタミン・ミネラルが豊富な食材を選び、ご本人の食べる能力に合った食形態のものをおいしく食べていただきます。ご家族など介助者が忙しいときは、市販の栄養補助食品などを上手に利用するのもよいでしょう。また、口腔ケアも低栄養の予防や改善につながります。

 

 

 

 

褥瘡の対処方法

 

褥瘡(じょくそう・床ずれ)は予防可能な疾患ですが、体調が悪化したり食事がとれなくなったりすると、十分に気を配っていてもできてしまうことがあります。

初期状態での早期発見と、ステージに合わせた治療が重要なため、褥瘡(じょくそう・床ずれ)の疑いがあるときは、すぐに医師や看護師等の医療職に報告・相談をしましょう

訪問看護・訪問介護のイラスト(男性)

 

かなんの杜 様が褥瘡に関して更に詳しく解説されておりますので、ご紹介します。

かなんの杜HPブログ URL → http://kanan.or.jp/kananblog/daily/3518/

 

 

 

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